プロ級編4

 CGIの設置
   実際にCGIを設置してみましょうか。


さて、実際に設置テストしましょう。
その為には、2つの準備が必要です。設置するサーバー設置するCGIです。
こうやってホームページを閲覧出来るということは接続業者プロバイダと契約されているからです。 最近のプロバイダ契約には無料ホームページ容量がセットされている場合が多いので、内容をチェックして下さい。
ホームページ容量を未取得、またはお持ちのサーバーがCGI不許可の方は、CGI使用可能の無料ホームページをレンタルしましょう。 (以前はTOK2というサーバーがありましたが、現在は閉鎖されたようです。残念)
比較サイトを参考に見つけるのも効率的で有効な手段だと思います。

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この項では、実際のCGI設置がテーマですので、そのCGIサンプルも必要です。 駅の伝言板デザインのBBSは如何でしょうか。


(1)サーバーを準備
CGI使用可能サーバーを仮に「OKserver」としましょう。すると、そのホームページの住所(URL)は、 www. OKserver. com/yourname/となります(yournameは貴方の登録した名前)。 勿論、プロバイダ等からゲットしているサーバーでも一向に構いません。 但し、CGI設置許可の確認をお忘れなく。

(2)CGIプログラムを用意
上記の伝言板CGIは、CGI本体とデータファイルの2つで稼働する優れもの。配布元 CGIROOM が閉鎖されていますので、 ●ここから取り出し●して下さい。 解凍すると、msg.cgiとdata.datの2つが現れると思います。拡張子の通り、CGI本体とデータファイルです。
ここで、もう1つ用意するものがあります。jcode. plというファイルです。 文字コードの変換、半角カタカナから全角カタカナへの変換、日本語文字の変換などの 動作をサポートする重要なツールです。CGIを稼働させるディレクトリに1個あればOKです。

アップロードする msg.cgi / data.dat / jcode.pl の3つが用意出来たら、次へ行きましょう。

(3)ディレクトリを作る
さぁ、サーバーにアップロードという前に準備が必要です。それは、CGI用の置き場所を作ることです。 既にフォルダーとディレクトリの概念は中級編11の階層という項で学ばれた筈ですね。
普通のHTML文とCGIはディレクトリを分けるものだと理解下さい。CGIディレクトリはサーバーによっては名前が指定されています。 cgi-bin であれば、まず問題ないと言えます。
準備としては、難しいことを考えずに空っぽの cgi-bin というフォルダをアップロードすれば良い話ですので、怖がらずにやっちゃいましょう。

(4)アップロードする
cgi-binのフォルダが出来たら、その中に3個の文書 msg.cgi/data.dat/jcode.pl をアップするだけです。 初級編10でマスターしたFTPを使って、アップロード。技です。どうです、難しくないでしょ。

(5)パーミッションを設定する
さて、ここが大事なポイント。パーミッション設定が不完全だとCGIは動いてくれません。 パーミッション即ち、サーバーへのアクセス権は仕上げの作業です。上の(4)でアップロードされたファイルに対して設定して行きます。 FTPで設定するのが一般的です。
例えば NextFTP なら、コマンド→パーミッションの変更という順番で下記のような設定画面になりますね。

サーバーに対する読み込みや書き込みの権限を決めていく意味です。 一般的に、CGI本体は755700が多く、データファイル系は666644または600が多いと言えます。
大抵はCGIに付属のreadmeや説明書に記載されています。今回のサンプルでは、CGI本体msg.cgi 755 、 データ系data.dat 644 、jcode.plはパーミッション未設定で良いでしょう。 もしエラーが出た場合は 600 で設定下さい。
FetchとNextFTPのパーミッション設定を図入りで紹介しておきます。
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尚、これもサーバー側の指定がある場合もあります。ちなみにロリポップサーバーではCGI本体700、データ系600と指定されています。 お使いになるサーバーの注意書きをチェックしておくことをお勧めします。

以上が手順通りに出来たら、アクセスして確認しましょう。 TOK2でサーバーレンタルされた方は、http://www.OKserver.com/yourname/cgi-bin/msg.cgiに アクセスしましょう(yournameは貴方の登録名)。ちゃんと出来ていれば、冒頭のサンプルのように駅の伝言板が表示される筈です。

(6)微調整する
伝言板が表示出来なかった場合は、上記の(1)(3)(5)を再確認しましょう。URLの間違いがないか、ディレクトリ名が 間違ってないか、アップロード並びにパーミッション設定が不完全か。そのチェックを繰り返すことで伝言板が表示される筈です。
表示が上手く行ったら、伝言板に書き込みテストしましょう。CGIの稼働テストです。
問題なければ、最終の仕上げ。CGI本体をメモ帳で開いて、パスワードや伝言板の名前や戻り先URLを訂正します。 これでこのmsg.cgiは貴方のものになりました。再度、CGI本体をアップロードして出来上がりです。

☆彡main point
・CGI本体のソースを見て修正説明のない部分は決して変更しないこと。
・jcode.plはディレクトリに1個あればOKです。
・データを再アップロードした場合はパーミッション設定は変更されていません。


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